MA_Draw&Changeの概要
FXで一番よく使われるインジケーターといえば移動平均線です。
初心者からプロトレーダーまで使っています。
当然MT4にも標準で「MovingAverage」というインジケーターが搭載されていますので、通常、このインジケーターを使っていると思います。
機能的には、ほぼ満足できるのですが、利用する移動平均線が増えてくると、非常に使いずらくなってきます。
以下は、「MovingAverage」と「MA_Draw&Change」の比較説明になります。
MovingAverageは煩雑すぎる
「MovingAverage」は、一つのチャートに1本のMA(移動平均線)しか設定できません。
たとえば、EMA80を15分足だけに設定しようと思えば、チャート上に「MovingAverage」という標準のインジケーターをドロップして、時間軸15分、カラーや線の種類を選択します。そして、必要な(移動平均期間分の)本数分、この作業を繰り返します。
MAの期間やカラーなどをひとつひとつ設定していくのは結構大変な作業です。
また、いくつものMAを設定していくと、インジケーターの一覧が「MovingAverage」だらけになって非常に煩雑になります。
「MA_Draw&Change」は標準の「MovingAverage」とは違い、各時間足ごとに最大6本の移動平均線が設定できるので、設定も変更も「MovingAverage」に比べて非常に簡単になります。
MovingAverageは属性の融通が利かない
「MovingAverage」は、周期期間ごとにラインの種類やカラーの変更ができません。
たとえば、通貨ペアUSDJPYのチャートに20EMAの移動平均線を引くと、すべての時間軸において同じ属性(ラインの色や太さなど)のラインになります。
具体的には、20EMAを赤色に設定すれば、すべての時間軸の20EMAは赤色になり、5分足の20EMAは緑色、1時間足の20EMAは青色といった色分けができません。
「MA_Draw&Change」は、「MovingAverage」を実戦向きに使いやすく開発したインジケーターです。
地味なインジケーターですが、手放せない逸品、使えばわかる、とにかく便利なインジケーターです。
設定画面
画像は5分足の途中までですが、15分 30分 1時間 4時間 日足 週足 月足まで設定できます。
設定できるMA本数は、1分足から日足まで各6本づつ、週足は4本、月足は2本なので、まず、足りないことはないと思います。
使わないものは移動平均期間を0に設定すれば表示されません。
MA_Draw&Changeのトライアル版
トライアル版を用意しました。
全機能ご利用いただけますが、利用できる通貨ペアはUSDJPYのみになっています。
機能追加・変更
2018/11/15
バルーン表示に移動平均線の種類と期間を表示
移動平均線上にマウスをかざすと、インジケーター名の「MA_Draw&Change」と時刻、価格に加え、移動平均線の種類(sma,ema)と期間が表示されます。
パラメーターの設定でSMAとEMAで個別で設定できるようになっていますが、SMAだけ・EMAだけ利用したい時に、パラメーターを0か1に合わせるかバックの色に合わせないと複数表示されてしまい見ずらいです
可能であれば、一括設定などがあると助かります
結論から言いますと、一括設定の開発予定はございません。
一度設定してしまえば、次回、他の通貨に適用する場合、設定値を保存したものやテンプレートを保存したものを呼び出せば済むからです。
たしかに、不必要な移動平均線は非表示にする必要があります。
方法としては、次の3つがあります。
おっしゃるようにバックの色に合わせるか、色をNONEにするか、移動平均期間を0にするかになります。
システム効率の観点で「移動平均期間を0に設定」を推奨します。